─AI SMART LINK ソフト開発チーム発─ “いつでもそばにいる” 暮らしのバディをめざして

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研究開発本部 中邨 陽介(なかむら ようすけ)

みなさん、こんにちは。
今回はCEATECで体験いただいた「AI SMART LINK」のソフト実装について、開発チームの目線で取組みをご紹介したいとおもいます。ぜひご覧ください。

“いつでもそばにいる” 暮らしのバディ

家電やスマホは、手が空いた時や使うタイミングでだけデータが取れるのが普通。でも私たちが目指したのは、“いつでもそばにいてくれるバディ”~まるで家族の一員のように、日々の行動や想いをそっと覚えてくれる新しいAIデバイスなんです。例えば次のような会話を目指しています。
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「あなたの暮らしに“半歩先”のAI体験を」─AI SMART LINK─|sharp_engineer

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●ライフログ
毎日の“ちょっとした行動”まで自然に記録してくれます。あとで振り返るのが簡単に。バディと「今日の昼ごはんおいしかったよね」 「日記にまとめといてくれる?」みたいな会話ができるように。

「今日のごはんおいしかったよね~!SNSに投稿しといて」●同じものを見て理解
冷蔵庫に食材を出し入れすると、その場で在庫を更新して「冷蔵庫になにがあったっけ?」「ありあわせの食材で何か作れるかな?」「たりないものを買物リストにいれといて」などの相談ができるように。

「これで何作ろうかな?」「足りないものを買い物メモにいれといて」●記憶の肩代わり
「あれ、今日ってこのスーパーで何買うんだっけ?」 「このキャベツ安いけど、もう冷蔵庫にあったけ?」。暮らしのバディは、こんな“ちょっとしたメモ”も、自然に覚えてサッと教えてくれる存在を目指しています。

“できたらいいな”をどう形にするか?開発現場での悩みごと…

たとえばライフログ──一日の行動や映像記録まで、ぜんぶ自動で記録できたら本当に便利ですよね。
「全部のデータを丸ごとクラウドに上げてAI処理」…実はこれ、使う人のプライバシーやコストの面で、現実的じゃないんです。
でも、単純に 「全部エッジでやろう」…これも難しいのです。エッジは簡単な処理や即時応答は得意なものの、難しい分析は苦手なのです。
そこで開発チームは 「エッジ(端末側)の得意な事はエッジで!適切な役割分担を!」を合言葉に実装をすすめました。

エッジとクラウドの特徴冷蔵庫なら──
・扉を開けた瞬間の「何が入った/出た?」を即時処理するのはエッジ
・もっと複雑な映像解析やライフログの分析はクラウドのサポートが必要
──といった具合です。

この「どこまでバディ役をエッジでやれるか?」と「どこからクラウドの力を借りるべきか?」のさじ加減がとても大切…開発チームでもたくさん悩み、何度も議論を重ねました。

(関連ブログ:

家電とスムーズな会話が可能に?!~人に寄り添うシャープのエッジAI技術「CE-LLM」とは~ | SHARP Blog

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こうして「いつでもそばにいてくれるバディ」を目指す中で、私たちが大切にしたこと。それは 「使う人が、自然に心地よく会話できること」です。単に技術のさじ加減ではなく「話してみたくなる空気」をどうつくるか——この快適さの追求こそが、こだわりポイントです。

たとえば、AIの返事が遅れると、ただ静けさが続き「本当に聞こえてる?」と不安になります。ディスプレイ付きなら画面の動きで間をつなげますが、音声だけの世界では「人間に近い反応」や「言葉の余韻」が大事なんです。

バディとして「本当に心地よいか?」 リアル実験やってます

「使う人が自然に、気持ちよく話せること」。それが私たちの目標です。とはいえ、何を“心地よい”と感じるかは人によって違います。場面や気分によっても変わるでしょう。だからこそ、ひとりひとりの感覚に寄り添う工夫が欠かせません。そのなかに共通の“ちょうどよさ”の傾向が見つかれば、調整もしやすくなるはずです。
AI技術だけでなく、装着者の主観をどう取り入れるか――そこが私たちの挑戦です。 「机上の空論じゃ、“暮らしのバディ”にはなれないよね」。 そう考えて、チーム全員がAIデバイスを首にぶら下げ、日常の中でリアルな実験を続けています。

(関連記事:

開発の舞台裏から:AI SMART LINK ハードウェア設計|sharp_engineer

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装着者の主観をその場ですぐにフィードバックするため、この実験では、
・担当者それぞれが生活シーンや会話を記録。
・そのデータやログはスマホやPCですぐ見返せて「この瞬間はGood!」
「ここはちょっと不快かも…」と採点
「その場その場の“主観”」でどんどん評価できる仕組みを工夫しました。

たとえば、
・バディからの問いかけがずっとあるのは邪魔じゃない?
・「これ便利!」と思ったやりとりはどこ?
・同じものを見てのバディとの会話って、人間の意図と合ってる?
…など、「人に寄り添っているか?」を使っている本人のリアルな感覚でチェックし、日々フィードバックしています。

「その場その場の“主観”」でどんどん評価現在の完成度はまだ3合目付近ですが、フィードバック内容を見て確実に進んでいることを実感しています。早く皆さまのお手元にもお届けできるよう頑張っています!

直面している課題・つぎにチャレンジしたいこと

AIに大量の生活データを預けるには、まだ課題もたくさんあります。たとえば――
・日本語って難しい。AI相手だと利用者は主語や目的語を省略しがち
・何でもかんでもAIに教えてやると、かえってトンチンカンな会話になる
・エッジ処理をまじめに常時やると電池が持たない。
UXを損なわない、適切なさぼり方って何?
――といった悩みはたくさんあります。

でも、みなさまに “バディがある生活” を体験頂きたい!
これからも皆さまとの対話やご意見をもとに、毎日の中で「ちょっと便利」「ちょっと楽しい」をチームみんなで考え、AI SMART LINKは進化し続けます。

現在、AI SMART LINKのLP(ランディングページ)ではユーザーの皆さまからのご意見・ご感想を募集しています。ぜひCEATEC展示や本記事で感じていただいたバディや“半歩先”の未来について、感想やアイデアをお聞かせください!

次回予告:

次回は、AI SMART LINKを含むSHARPが取組むAI技術開発全般についてご紹介します。また、私たちの活動にご興味をお持ちいただいた方との新しい連携のカタチについてもご提案できればと考えています。次回もぜひご期待ください!

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